就労心理教育
2月18日のプログラムは石井講師による「就労心理教育」でした。
今回は第4回目の「企業の求める人」についてのワークでした。
「企業の求める人」と聞いて何を思い浮かべますか?
この質問に対して、以下のような意見が出ました。
- 成果を出せる人
- 仕事ができる人
- スキルがある人
- 働ける人
- 働く意思のある人
- ルールを守れる人
- 継続力のある人
- 自己管理のできる人
- 相談できる人
- 自己対処ができる人
皆さんは何を思い浮かべましたか?
お腹がすいた時、何が欲しいですか?
ジュースやアイスじゃお腹にたまらない。
おにぎりやパン等、「お腹にたまる物」が欲しいですよね。
企業が欲しい人とは「働ける人」なんです。
では、働ける人とはどんな人でしょうか?
あなたが社長だったらどんな人を採用したいですか?
皆さんからでた意見はこうでした。
- 困った時は困ったと相談できる人
- 第3者(支援者)のお墨付き
- 心身共に健康
- 言われたことを素直にこなせる人
- 時間管理のできる人
- 生活リズムがきちんとしてる人
- ミスを隠ぺいしない人
- 勤怠が安定してる人
石井講師は以前、企業の取締役の方に「採用したい人はどんな人か」と質問をした時にこう言われたそうです。
「服薬がちゃんとできる人」
「挨拶のできる人」
「遅刻しない人」
理由は、
「服薬がちゃんとできる人」については、会社は病気の管理までする所ではないから。
「挨拶のできる人」については、コミュニケーションの基本だから。
「遅刻しない人」については、努力すればできる事で、これを怠るという事は仕事を甘く見ている、努力が足りない。
だそうです。
ちなみに、事業主が障害者雇用を決めるポイントとして
- 病気の自己管理ができる
- 仕事への意欲がある
- 生活リズムが整っている
- 不調時に助けが求められる
- 困った時に上司や同僚に相談できる
というのがあります。
皆さんが出した意見の中にも似たようなものがありましたね。
企業は、その人を雇って手間がかかる(仕事が増える)なら雇いたくないですよね。
石井講師による「採用したい人」は3つありました。
- 病気の理解(服薬通院できる人)
- 素直に聞ける人(最初は仕事ができなくても時間をかけて教えればいい)
- 会社の雰囲気に合う人(この人がいて苦しくないかなぁ?皆と合うかなぁ?)
「病気の理解」は、当事者も雇用主も意識している部分でしたね。
病気の理解ができているという事は、服薬も出来ている、自分には薬が必要だと病気を理解している、、という事ですね。
おわりに
石井講師が仰るには会社でのコミュニケーションは、簡単な報連相+挨拶ができればOKとの事でした。
「働く上で必要な報告、連絡、相談、と挨拶」この4つができていれば、お昼休みやアフター5を過ごす人がいなくてもいいのです。
会社は働きに行くところで友達を作りに行く場所ではないですからね。
石井講師の就労心理教育は月1回行っています。
ご興味のある方は是非コパスに体験にいらして一緒にプログラムを受けましょう。