健康心理教室
2月19日のプログラムは木村副院長による「健康心理教育inコパス」でした。
「次のステップのひとつ 就労リハビリテーション」ということでコパスを含む施設の簡単な紹介から始まりました。
思春期、青年期の発症が多く、多くは仕事に就いたことが無い、もしくは続かない現状があります。
そうしますと、就労するための訓練が必要ですよね?
就労リハビリテーションとは、みんなの夢を叶えるために行うリハビリです。
夢を叶えるためには、自分の病気や薬を知り、決められた薬をのめる事、自己対処できる事が必要となってきます。
ストレスの構造~自分で作るストレスの循環
いやなこと
↓
いやな気分
↓
いろいろないやな事が思い出される
↓
いやな気分の増加
↓
いつもそうだ
↓
自分はついていない
↓
これからもきっとそうなんだ
↓
たのしくない
↓
こんな自分の事は他人もいやなんだろうな
↓
(最初に戻る)
認知行動療法はこの思考のクセを変える治療法です。
悲劇のヒロインを作るのも、それをハッピーエンドにするのも自分の思考なのです。
デイケアるえかで行っているプログラムの「プロデュース大作戦」を常に頭の中でできると良いですね。
※簡単に「プロデュース大作戦」を説明しますと、悲劇のヒロインをプロデュースしてハッピーエンドにするというプログラムです。
その後は病気とストレス、自己対処能力と薬の分数で健康指数を表す表がでてきたり、とてもわかりやすく説明してくださいました。
航海 就労支援や目的に向かう力獲得
そして最後は、「航海 就労支援や目的に向かう力獲得」という船のイラストに
- 目標を定めてぶれない力(こうなりたい)
- 自分の脳力を知る力(自分の強み)
- 働く事を学ぶ力(働くために身に付けたもの)
- 転ばぬ先の杖(自己対処法)
- 楽観的な楽しむ力(息抜きや楽しみ)
を書き込み発表しました。
ひとりひとり様々で、自己対処などは他の人の意見も参考にしてもいいですね。
やりたいこと
やりたいことはできることとは違う
「なりたい」を入れ替えると「たりない」になります。
「なりたい自分になるには、たりない所を足していきましょう」との事でした。
そして忍たま乱太郎の「勇気100%」を皆さんで歌って締めくくりました。
まとめ
認知行動療法が出てきたり、目標設定が出てきたり、日々コパスでも学んでいる事が出てきつつ学ぶことができ、より理解が深まったと思いました。
今回は特別講師でしたが、心理教育はコパスで多く取り組んでいるプログラムなので、ご興味のある方は是非学びに来てください。